平成29年3月号の【かながわ経済新聞】に
東邦電子(株)(緑区西橋本)が紹介されました。
超小型 温湿度センター-データはiPhoneに-
東邦電子(相模原市緑区西橋本、TEL042.700.2100)は、室内の温度差をリアルタイムで計測し、データをiPhoneに送信する「ワイヤレス温湿度ロガー」を本格展開する。手のひらサイズの小型装置で「カンタンなloTセンサーです」(戦略技術室・松浦雅彦次長)という。湿度の管理を必要とする、あらゆる用途の利用を見込んでいる。
超小型基板上に自動車業界でも使われているスイス製「薄膜式温湿度センサー」を搭載。ボタン乾電池で測れる。測定範囲はマイナス20~70度C。
室内の温湿度を計測し、必要に応じて2秒~1時間単位でBluetooth(ブルートゥース)で送信していく。iPhoneを通じて、パソコンに転送。編集可能なエクセルデータでも閲覧できる。
実勢価格は1万円(税別)から。年間1万2000個の販売を見込む。植物工場やビニールハウス、畜舎・鶏舎、薬品保管庫…。あらゆる場所での活用を想定。熱中症対策が強化されている病院や高齢者住宅にも使えるという。
「特定の販売先は決まっていませんが、これまで取引がなかった新規業界に当社製品を売り込む一つのツールにもなっています」と、松浦次長。
今後センサーの種類を拡充。各種ガス(二酸化炭素、プロパン、ブタンなど)や電流、加速度、明度、気圧といった各種の計測センサーも開発していく。
(かながわ経済新聞3月号7面掲載)