平成30年9月号の【かながわ経済新聞】に(有)小松屋(緑区青山378-5)が紹介されました。
三味線+アニメキャラで普及
三味線メーカー、小松屋(相模原市緑区青山、TEL042.780.8518)は、日本が世界に誇るアニメ文化とコラボし、三味線の魅力を世界に発信する。普及型の簡易三味線「しゃみボーイ」を制作。デザイン制作のAZAデザイン(同市中央区)とともに創作したオリジナルキャラ「リプル」と「まりん」をノベルティグッズなどに活用することで、海外や日本の若い世代に対し、三味線に興味を持ってもらうきっかけを作る。
「しゃみボーイ」は、動物の皮を使わない独自開発の人口皮を使用しており、棹部分には国内間伐材を素材にしたエコ製品。通常の三味線と同じサイズで本格的な演奏もできる。価格は従来の10分の1程度となる2万9800円から。現在、4種類を販売している。「鑑賞用の三味線としても用途があります」と小松英雄社長。
三味線は愛好家が減少しているものの、海外では注目されており、同社でも輸出が増えている。今後は訪日外国人観光客に対しても需要が見込めるという。
今回、同社はキャラクターやまんが制作などを手掛けるAZAデザインと連携。オリジナルキャラを活用した販促活動を展開する。第一弾として、三味線を持ったキャラクター入り缶バッジやキーホルダー、クリアファイルなどを制作。ノベルティグッズなどに活用することで、アニメに関心を持つ外国人のみならず、日本の若い世代にも三味線に興味を持ってもらうようにしていく。
■有名漫画家との連携
一方、人気ゲーム「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズのイメージイラストを手掛ける画家・天野喜孝さんとコラボした三味線の製品化も進めており、今年中に発売する。
(かながわ経済新聞9月号4面掲載)