2020年12月号の【かながわ経済新聞】に(株)小池設備(相模原市南区西大沼1-18-2)が紹介されました。
最短6年で「社長」育成 小池設備、独立支援制度が軌道に
最短6年で社長に育てます―。水道設備業、小池設備(相模原市南区西大沼、042.754.8181)が始めた「独立支援制度」が軌道に乗っている。同制度は建設業界の人手不足を解消しようと、4年ほど前から小池重憲社長が考案し始めたもの。未経験者に入社してもらい、最終的には独立して社長としてやっていけるスキルを身に付けてもらうことを目的としている。すでにこの制度で入社した高卒者7人が同社の現場で活躍しているという。
同制度は入社後のビジネスマナー研修から始まり、その後3年ほどかけて、さまざまな現場を経験。そして社長としてやっていくために経営面のスキルを学ぶ専属修業をしていく。“修了”すると本人の出身地に戻って起業したり、同じ水道設備業を経営する実家の跡を継いだりする。会社に残って、同社の幹部となる道も用意されている。
「最初から独立しようと思って入社する人は、仕事に対する意気込み、一人前になるまでのスピードが違います」と小池社長。たとえ6年後に巣立ったとしても、在籍期間中は、仕事を早く覚えて一生懸命にこなすので、会社としても損失にならないという。
一方、同社は後継者不足に陥っている同業者のM&A(企業の吸収・合併)も積極化しており、今後は同制度で育った社員を新たに後継者として送り込むことも想定する。
(かながわ経済新聞2020年12月号7面掲載)