2018.09.13

(株)トモエレクトロが【かながわ経済新聞】に掲載されました

平成30年9月号の【かながわ経済新聞】に(株)トモエレクトロ(中央区田名2753-18)が紹介されました。

■【産業あるある情報】(株)トモエレクトロ

ベトナム第2工場を新設 EMS事業が需要増

トモエレクトロ(相模原市中央区田名、TEL042.760.2273)は、ベトナム・ホーチミンに第2工場を新設する。10月までに稼働させる予定で電子機器の受託製造サービス(EMS)を展開していく。現地第1工場では、電機メーカー向けに、試作品の基板上に組み込まれたICチップなどを再生するビジネスを手掛けるが、第2工場では小ロットのEMSを担当。ベトナムビジネスを本格化させる。

トモエレクトロはEMSとデバイス再生ビジネスが柱の会社。
このうち、デバイス再生ビジネスは、電機メーカーから重宝されている事業としており、同社の成長を支える。

武田知康社長によると、電機メーカーによる新製品開発は通常、「1次試作」と「2次試作」などを行う。1次試作品で動作確認などをして修正点を見つけ、2次試作品に反映させるためだ。ただ、1次試作品の中には、高価なマイコンなどを組み込んでいるものの、2次試作品に再利用されずに新品を使う。そのため開発コストが負担になっていた。
そこで同社の再生ビジネスでは、独自技術により、1次試作品の中から高価なデバイスを取り出し、2次試作品に再利用してもらう。過去には開発費用が半分になったケースもあるという。

デバイス再生ビジネスも好調

■お客さんの要望で決断

現在、同社ではベトナム第1工場でも再生ビジネスを手掛けている。「現地のお客さんをつかんでいくうちに『どうせならEMSもやってほしい』という要望があり、第2工場を決めました」と武田社長。
第2工場は第1工場の隣接地にあり、敷地面積700平方メートル、現地人材20人で始める計画だ。同工場だけで年間売上高5億円を目指す。
「ベトナムでは人件費が上がっていますので、現地ビジネスはあと5年が勝負だと思っています」(武田社長)。将来はラオスでの新工場建設も視野に入れている。

(かながわ経済新聞9月号7面掲載)

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