2023年1月号の【かながわ経済新聞】に株式会社セラム・グループ(相模原市市中央区並木)が紹介されました。
キッチンカー営業、屋内でも
セラム・グループ、 専用車両で新事業
屋内キッチンカーが登場─。飲食店運営のセラム・グループ(相模原市中 央 区 並 木)は、キッチンカーによる“屋内営業”を始めた。都内企業が開発した「マイクロEV」と呼ばれる小型電気自動車をキッチンカー仕様にアレンジ。「あじさいキッチン」と名付けた。同車両を2台導入。ケータリングや弁当とは異なり、車内で簡単な調理をしてからの「できたて」が提供できるのが強みという。
ガソリンを使用しない“100%EV”のため、建物内で移動できるだけでなく、商用エレベーターにも乗れる。1回の充電で30キロまで走れ、相模原やその周辺地域への出張も可能だ。すでに相模原商工会議所内で実証実験を行い、カレーやタコライスなどを販売。屋内営業できるかの有効性を検証した。
新型コロナウイルスの感染拡大で、キッチンカーは「密を避けられる」として注目され参入業者も増えたが、屋内営業するケースは珍しいという。「屋内であれば天候にも左右されません」と山口陽一社長。今後は工業団地や展示会、企業内での宴会、屋内のスポーツイベントなど、さまざまな場所での用途を見込み、新たな需要を掘り起こしていく。
同社は地場食材を使用した料理を提供するテイクアウト専門店「’Loom(ルーム)」や、市内インキュベーション施設内の食堂を運営する企業。
(かながわ経済新聞2023年1月号1面掲載)