平成30年7月号の【かながわ経済新聞】に(株)リガルジョイント(南区大野台1-9-49)が紹介されました。
切削液生成装置 中国市場に
リガルジョイント(相模原市南区大野台、TEL042.756.7411)が中国市場に進出する。現地企業と組み、今年度中に合弁会社を上海市内に設立する。環境規制が厳しくなっている中国で、環境改善製品などを展開していく。また、自社製品だけでなく「技術を持っている地域の中小企業の製品も商材にし、お客さんの課題に合わせて提案していきます」と稲葉純社長。初年度で売上高1億円を見込む。
他企業の製品も商材に
りガルジョイントは2017年、金属加工向けに廃液を出さない次世代型切削液「Re-AL(リアル)」を開発。その生成装置を中国市場で販売していく。
「リアル」は強アルカリ電解水。工作機械で金属を削る際に必要になる切削液として使用する。従来の切削液は繰り返し使っていると液が汚れ、悪臭の原因になったり、潤滑性が低下して工具が劣化したりする。
そのため、使用済みの切削液を”廃液”として定期的に処理する必要があった。その点、同製品は廃液が出ないので、処理コスト削減や環境対応ができる。
現地企業と合弁設立へ
同社では、国内販売したのを皮切りに海外市場にも販路を拡大。
「金属加工をする現地企業なら業種を問わず販売していきます」と稲葉社長は意気込んでいる。
一方、自社製品のみならず、環境改善に役立つ日本の中小企業の製品があれば積極的に取り扱う。「現地のお客さんにとって、改善につながれば何でも提供できるような環境ソリューション事業を目指します」(稲葉社長)としている。
(かながわ経済新聞7月号6面掲載)