2018.10.12

ユタカ精工(株)が【かながわ経済新聞】に紹介されました

平成30年10月号の【かながわ経済新聞】にユタカ精工(株)(中央区田名2053-3)が紹介されました。

■【産業あるある情報】ユタカ精工(株)

工作機械 ロボットが操作 人手不足対策で提案 -ボタン操作からワーク搬出まで-

切削加工のユタカ精工(相模原市中央区田名、TEL042.761.5018)は、協働ロボットを活用した切削加工の自動化を提案する。
職人の代わりに卓上型の多関節ロボット「UR3」が、工作機械のボタンを押す操作からワークの供給、搬出までを行う。
「少量多品種より量産品での活用が向きます」(豊岡淳社長)と話している。

「UR3」は世界で最も活用されているロボットで、人やモノとの衝突など危険を察知すると完全に停止する。ロボット導入に必要な安全柵も不要だ。

もともと多品種の部品加工を手掛けるユタカ精工の現場では、忙しい時には職人が何台もの工作機械のオペレーションを掛け持ちしていた。そのため、2年ほど前に相模原市の支援を受けて「UR3」を現場に投入。量産品の金属加工に活用している。現場では「UR3」がマシニングセンタに対するワークの供給から冶具の固定、ドア開閉、スイッチON、エアブロー、ワークの搬出までの一連の作業を担当。同システムでは、カメラセンサーを用いた自動認識による高度な制御はなるべく使わず、カラクリによる工夫で、導入経費や開発期間が大幅に短縮できるとしている。また、ロボットは移動式なので使うときにだけ設置できるという。

今後はこうしたノウハウを外販。各社の現場に応じ、「UR3」の活用する構想から設計、プログラミング、安全設計、総合テストなどを流れで導入をサポートしていく。

(かながわ経済新聞10月号5面掲載)

上に戻る