2017.02.13

有井工業(株)が【かながわ経済新聞】に掲載されました

平成29年2月号の【かながわ経済新聞】に
有井工業(株) (緑区下九沢1644-3)が紹介されました。

■【産業あるある情報】有井工業(株)

制御盤・配電盤 生産能力2倍に―8年ぶりに清新工場を再開―

産業装置製造、有井工業(相模原市緑区下九沢、TEL042.773.0081)は、休暇中だった清新工場(同市中央区清新)を約8年ぶりに再開させた。

これまでは取引先が倉庫として使用していたが、現在本社工場で手掛けている制御盤・配電盤が生産能力を超えて手狭になったため、生産体制を再編。本社内にあった自動化装置部門を清新工場に移管した。

これにより、本社工場は制御盤の生産に特化。制御盤の生産能力は、従来の年間35台程度の倍となる70台程度となった。「半導体装置業界やプラント関係から装置の需要が続いています」と有井俊明社長。
また、本社には設計部門を新設。装置の設計から組み立てまでを一貫して請け負える体制を整えた。「丸ごとワンストップでやっていきます」と話している。

■現場支える”メモ”の存在

同社では、常に品質を安定させるため、現場で「メモ」を徹底させている。生産設備などを組み立てる現場の従業員ほぼ全員がマル秘ノートを持っており、これに基づいて作業する。
「これさえあれば、誰が組み立てても、同じ生産設備なら品質が均一に保てます。リピート注文がきても安心です」と有井社長。
新製品の注文があれば、担当者はじっくりとメモを取りながら組み立て作業にあたる。設計図に沿って、ミリ単位での部品配置などを詳細に記し、「組み立て手順書」としてノートにまとめる。たとえ特注品の組みたてであってもメモを取る。
「製品によっては、組み立てに3週間かかるものもあります。しかし、手順書があることで大分効率化になっています」。”メモを取る”といった、従業員の地道な努力が品質を支えている。

(かながわ経済新聞1月号7面掲載)

上に戻る