2025年7月号の【かながわ経済新聞】にコバヤシ精密工業が紹介されました。
■【産業あるある情報】株式会社コバヤシ精密工業
屋根上散水、省エネ効果大
コバヤシ精密、猛暑対策でシステム導入
金属加工のコバヤシ精密工業(相模原市南区大野台)は、工場内の暑さ対策と省エネを進めるため、屋上に自動散水システムを設置した。スプリンクラーで10分ごとに水を噴射し、屋根の表面温度を下げる。
工場内は工作機械20台以上が常時稼働しているため、建物全体の温度が上昇しやすい。ただ、熱中症対策で冷房設備の設定温度を下げ続けると、電力消費量が上がってしまう。特に夏場の猛暑日の場合、ピーク電力消費量も上がり、年間の基本電気料金にも影響するという。
そこで始めたのが屋根上散水。散水によって屋根の温度を下げることで、室温は5度以上低下するという。「確かに水道料金は上がりますが、それ以上に削減できる電気料金の方が大きいです」と小林昌純社長は話す。
また、建物内には市販の気泡緩衝材を改良したオリジナル遮熱シートを全窓の内側に設置するなど工夫を凝らし、夏本番を迎えようとしている。
(かながわ経済新聞 2025年7月号に掲載)