2019年10月号の【かながわ経済新聞】「9月に取材した注目の新技術 新製品」に(株)東鈴紙器(相模原市中央区小町通2-10-17)が紹介されました。
お片付け習慣、段ボールで ママたちの声を反映
段ボール製造販売、東鈴紙器(相模原市中央区小町通、TEL042.774.0488)は、3歳児から片付け習慣が身に着けられる段ボール製の家具「お片付けボックス」を発売した。
ママたちの声から生まれたアイデア製品で、得意とする段ボール製品の設計技術を生かした。重さ1.2キロながらも、2段式で丈夫な構造にした。オール段ボール素材のため、リサイクルも可能だ。サイズは幅33×奥行き34×高さ22センチ。色はホワイト。自由にイラストを描いたり、文字を書いたりもできる。
また、仕切りが細かく付いているので、小さなおもちゃも収納し、何が入っているのかが一目瞭然になるとしている。
「ミニカーや人形など、自分のおもちゃをしっかりとお片付けすることを覚えてもらいたいと制作しました」と、開発に携わった西出英子さん。価格は2500円(税別)。直販サイト「トーレーショップ」で販売していく。
なお、同社は工業製品向けの輸送用段ボールの製造販売が主力の企業。BtoC市場に切り込む新規事業として、子ども向けのオリジナル商品「段ボール家具」を展開中。0歳から子どもの成長に合わせ商品を10種類以上ラインナップしている。
■最新鋭裁断機を導入
同社は輸送用段ボールの生産ラインに最新鋭の裁断機を導入した。少量多品種生産に対応。1個1個異なるサイズの段ボールの生産では従来、技術者が製品ごとに採寸していたが、新設備では、これらの作業が機械上で行る。そのため、一部生産ラインでは、生産効率が1.5倍ほどアップすると見込んでいる。
(かながわ経済新聞10月号4面掲載)