2022.01.14

(株)リガルジョイントが「かながわ経済新聞」に掲載されました

2022年1月号の【かながわ経済新聞】に(株)リガルジョイント(相模原市南区大野台1-9-49)が紹介されました。

■【産業あるある情報】(株)リガルジョイント

金属加工、生産性と環境配慮実現 リガルジョイント、オリジナル切削液の営業強化

リガルジョイント(相模原市南区大野台、042.756.7567)は、金属加工用の次世代型切削液「Re-AL(リアル)」の営業を強化する。専用ホームページを開設したほか、営業車に小型工作機械と「リアル」を積み込み、お客さんの現場に出向いて実演、職人に体験してもらうキャラバン活動も展開。展示会出展の機会が減少する中で、攻めの営業をすることで地道に受注を獲得している。

同製品は、金属を削る際に必要になる切削液(クーラント液)の代わりとなるもの。pH12・5の強力なアルカリ電解水で、専用の添加剤を入れて使用する。

工作機械の切削液は通常、繰り返し使っていると液が汚れ、悪臭の原因になったり、潤滑性が低下し工具が劣化したりする。そのため、使用済みの切削液を“廃液”として定期的に処理しなければならない。

それに対し、「リアル」に切り替えることで、腐りにくくなり悪臭を防ぐ。廃液そのものが出にくくなるため、処理費用の大幅削減にもつながる。「何よりも環境負荷が減らせます」(稲場純社長)としている。

同社の試算によると、使用済み切削液を5トン積みのタンクローリーで回収し、最終処分場で焼却処分した場合、二酸化炭素(CO2)は1460キロ分を排出するが、「リアル」にすることで、CO2排出量が抑えられるという。「サステナブルなクーラントです」と稲場社長は強調している。

生産効率の向上も見込む。ユーザー試験の結果では、アルミの旋盤加工で加工タイム17%減、真ちゅうの切削加工で同27%減になったという。

現在、生成装置を標準タイプで500万円から販売。関連会社では、生成された「リアル」を量り売りしている。稲場社長は「導入することで、中小加工業者にとっては、明日からできる身近なSDGsにもつながります」と話している。

(かながわ経済新聞2022年1月号7面掲載)

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