平成28年9月号の【かながわ経済新聞】に、
星工業(株)(中央区田名塩田1-13-1)が紹介されました。
星工業新社長に田中祐二氏
星工業(相模原市中央区田名塩田、TEL042.777.3366)新社長に前専務の田中祐二氏が就任した。8月1日付。社長だった田中紘昭氏は会長に就いた。
人の代わりに機械で作業をする「自動化装置」の設計、製造を手掛ける創業68年の老舗。今後は100年企業に向け、新たな舵を切っていく。
”全員野球”できる会社に
田中社長は38歳。大学卒業後、化粧品の容器メーカーで技術者、星工業入社後は組み立てや設計を手掛けた。
「ズバリ”全員野球”ができる会社にします。モノづくりは、1人の力だけではより良いモノはできません。全員の力が必要です」と田中社長。「社員によろこびや楽しみを感じてもらえるような会社を目指します」とも付け加える。
前社長から引き継いだのは「社員を大切にする」「心を通わせる」といったこと。経営のテクニックではなく「すべて人としての部分ですね」と語る。
同社が手掛ける装置は、すべて完全オーダーメード。機械で自動化したい作業は、お客さんによって異なるためだ。例えば、容器のキャップを自動で閉める装置やラベル貼り装置など、多種多様。
国内製造業は人手不足が続いており、同社の自動化装置に対するニーズも高まっている。受注件数は毎年2割ほど増加傾向という。
とはいえ、田中社長は「やみくもに規模や業容拡大はしません。海外展開もしません」とキッパリ。なぜなら「お客さんへのアフターフォローを手厚くしたいからです」と強調。あくまでもメイド・イン・ジャパンを支えるスタンスだ。
(かながわ経済新聞8月号6面掲載)