2024年12月号の【かながわ経済新聞】にが紹介されました。
■【産業あるある情報】AZAエンジニアリング株式会社
「ウェルビーイング経営」離職者ゼロへ
AZAエンジニアリング、幸福度チェックも実施
機械設計・製造のAアザZAエンジニアリング(相模原市中央区鹿沼台)は、従業員が身体的・精神的・社会的に満たされ、生き生きと働ける職場環境を目指す「ウェルビーイング経営」に注力する。健康経営を進める一方で、全社員を対象とした「幸福度チェック」も定期的に実施。県の支援を受けて専門家にも入ってもらい、社員の幸福度を高めている。
健康経営優良法人として4期連続で認定を受けている。もともと、設計業務主体の同社は、高ストレスがかかる短納期の案件も多いという。加えて、社員の平均年齢が高くなってきたことや、体調不良を理由に休む社員も出てきたことで健康経営を始めた。具体的には、創業以来続ける1日2回のラジオ体操のほか、スポーツクラブや運動教室などにかかる月会費の一部補助(3,000円)を実践。職場ではリフレッシュや癒やしにつながる観葉植物を80鉢以上置く。さらに、プライベートの健康支援として、社員全員に重炭酸泉入浴剤を約1カ月分支給するほか、旬の野菜について学び、配布して家族にも食べてもらう「食育マルシェ」を開催するなど、独自の取り組みを実践している。
長谷川孝社長は「次のステップとしてウェルビーイングを目指しています」と述べており、今後は心身の健康のみならず社員のワーク・ライフ・バランスを重視していく。
■週休3日が定着
すでに週休3日やテレワーク勤務を定着させたほか、社員の誕生日には高級食材を自宅に届けている。「テレワークが増え、直接顔を合わせる機会が減っている中、社員に『会社はあなたのことを大切にしている』という思いを伝えています」と長谷川社長。社員から好評を得ているという。
心地よく働ける環境を整えつつあることで、定着率が向上。ここ数年、退職者はほとんどいないとしている。
(かながわ経済新聞 2024年12月号に掲載)