2025.02.13

「柴田製作所」がかながわ経済新聞に掲載されました

2025年2月号の【かながわ経済新聞】にが紹介されました。

■【産業あるある情報】有限会社柴田製作所

オイルエレメント部品、生産を半自動化
柴田製作所、住宅や食品業界への用途拡大も

 柴田製作所(相模原市緑区下九沢)は、オイルエレメント部品製造の半自動化に乗り出した。これまでは加工作業の大半を人手で行っていたが、ロール機(丸め加工機)を新規導入。職人技を必要としない汎用(はんよう)的な加工や量産品の加工では、機械による半自動化を取り入れることで生産効率を高めていく。

 同社が主力とするオイルエレメント部品は、自動車やオートバイのエンジン内部に組み込まれるオイルフィルターの中核部品。1枚の鉄板に無数の穴を開けた上でその材料を丸め、さらにスポット溶接でつなぎ合わせて円筒状に仕上げる。その際、正確な円筒状にするのに職人が汎用機によって手掛けていたが、量産品生産などの分野では新規導入したロール機を活用。板のセット以外は自動で行えるようになるため、生産性が飛躍的に向上。「ものによっては倍近くになりました」(柴田英児社長)としている。一方、オイルエレメント部品の用途拡大も進める。現在は自動車向けなどの産業分野の顧客が大半を占めるが、住宅や食品といった生活関連分野でのフィルター需要に対応し、新規開拓を進めていく。

(かながわ経済新聞 2025年2月号に掲載)

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