平成29年6月号の【かながわ経済新聞】に
(株)テクノフロンテ（中央区田名4530-5）が紹介されました。
研削加工で日本地図パズル
テクノフロンテ（相模原市中央区田名、TEL042.762.7741）は、初めての自社商品として、金属製の地図パズルを制作した。得意とする研削加工技術とワイヤーカット加工を組み合わせ、地図上の微妙な曲線を再現した。日本地図以外にも各都道府県の地図パズルを受注生産し、名入れも対応する。
得意技術で初の自社商品
従業員数3人の町工場。主力とする研削加工は、工具を使うのではなく、微小な砥石（といし）を用いて金属を研削する技術。
そのため、精密な加工に向いているとしており、同社では1～2ミクロンの精度を出すという。現在、工作機械部品や航空機関連部品などを受注している。
「以前から得意技術を使って何か自社商品を持ちたいと考えていました」と酒巻利光社長。今回制作した日本地図パズルは熟練職人たちが作り上げた。
サイズは170×170ミリ、厚さ5ミリ。地域ごとのピースにしており、地図上の曲線も精度良く再現した。「佐渡島のピースが一番苦労しました」（酒巻社長）。
そもそも、自社商品でなぜ日本地図なのか。酒巻社長は「モノづくり産業は日本の強みです。当社は町工場ですが、メイド・イン・ジャパンに貢献したいと強く思っています。だから日本地図にしました」と説明している。
価格は3万5000円（税別）から。同社のホームページ上で注文を受け付ける。好きな地図やサイズのオーダーメードが可能。20文字程度なら名入れもする。
（かながわ経済新聞2017年6月号5面掲載）
