詳細情報
相模灘は「米の旨味を生かしたバランスの良い食中酒」を目指して仕込んでいます。全てのお酒は「無濾過瓶囲い」によって提供され、生まれたままの自然な姿を楽しんで頂けます。料理に合わせて冷酒から燗酒まで、幅広い温度帯で飲めるバランスの良さを持った日本酒が理想です。香りは穏やかですが含み香に自然な吟醸香が漂い、米の旨味と透明感がバランス良く共存しています。また新酒のうちから美味しく飲めるバランスの良さを持ちながら長期熟成にも耐える力強さを兼ね備えた日本酒を造りたいとも思っています。それは相反する要素のように思われますが、伝統的な吟醸造りをベースに現代的な新しい手法を取り入れて行く事で実現可能だと思っています。生酒に関しては冷蔵庫での保管をお願いしておりますが火入れのお酒に関しては冷暗所保管で問題のないレベルの耐久性がありますので開栓後の味の変化も含めて楽しんで頂ければと思います。
創業1844年(弘化元年)の久保田酒造は丹沢山系の湧水を用いて日本酒「相模灘」の製造を行っています。
蔵の周囲は創業当初と変わらない豊かな自然が残っており春は筍や山菜に恵まれ夏には蛍が飛び交う姿が見られ映画の撮影地としても使われています。
相模灘の酒造りは基本に忠実な吟醸造りをベースにしていますが吟醸香は穏やかに香る程度の自然なもので、あくまで米の旨味を生かしたバランスの良い食中酒を目指して仕込んでいます伝統ある酒蔵の歴史を守ると共に、常により高い次元での美味しさを追求して行く次世代の酒蔵でありたいと思っています。