(2022/4/17訪問)
こんにちは、あるです!
今日は初めて、トーコーキッチンさんにお邪魔しました。
トーコーキッチンは、淵野辺の東郊住宅社の入居者用の食堂サービスを行っているカフェ風の食堂です。
コンクリの打ちっぱなしの内装が目に飛び込んで来て、今風なおしゃれなカフェという印象でした。お昼過ぎの時間帯でしたが、5人ほどのお客さんが食事をしていました。
池田社長、今日はよろしくお願いします!
池田社長「よろしくお願いします。」
早速ですが、トーコーキッチンを始めたきっかけのエピソードはあるんでしょうか?
「淵野辺は学生の街ということもあり、新生活を始める学生の入居者が多いです。そのご家族から、子どもの食事が心配だという話が出ていました。その心配を、不動産屋が解決できないかと思ったのがここを始めたきっかけです。」
学生にとっては最高に嬉しいサービスですね
「はい、そこから考え始めて、体に良いものを食べさせたい親と自由に食べたいものを食べたい学生、男・女一人暮らしの社会人、お年寄り、シングルマザー、様々交じり合った今のトーコーキッチンの空気感を出せたというのは、始めた当時の自分が40代だったからで、そこは良かったなと思っています。」
トーコーキッチンで提供されているのは、相模原の「キムチハウス」さんから仕入れているキムチや神奈川ブランド米「はるみ」、市内で唯一卸してもらっている「ゼブラ珈琲」などなど。そこにこだわっているわけではないというお話でしたが、地元の名産品の名前を聞くと驚きました。
池田社長が元々お料理が好きだったり、食べることがお好きで、直々に探したりした食材だそうですが
地元で採れた美味しいものを入居者に提供したいという愛…を感じるメニューの数々です。きっと、入居者の方もトーコーキッチンさんの食事を食べてホッとしているに違いないと思いました。
毎日ブランド米「はるみ」が食べられるなんて贅沢ですね
「ある時、ご愛顧のおかわり無料キャンペーンをしたことがありました。学生に喜んでもらいたいと思ったからでしたが、彼らの食欲を侮っており焚いても焚いてもお釜からご飯が消えるという事態になってしまいました。それ以来はやっていません(笑)」
いっそのこと、一般向けに食堂を初めてしまってもいいんじゃないですか?
「でも、あくまでここは不動産屋の入居者向けサービスとしてやっているので、その域を超えてはだめです。例えば、うちが畑で作物を作ってしまったりしては違うんです」
「なぜ不動産屋が食堂をしているかというと、やっぱり、入居者に喜んでもらえるからです。入居者の3割ほどがトーコーキッチンのヘビーリピーター。ここでは、ある種、同じ釜の飯を食べる人たちが集まっていて、入居者との距離が近くなります。すると、困ったことはないの?という会話が自然と生まれて、サービスの質が高まっています。こういう場が無いと、普通は何も言って来ないんですが、サービスの解像度が上がっていると実感できます。
なるほど~。あくまでも、東郊住宅社の魅力を高めるためのトーコーキッチンなんですね。
今後、やっていきたいことはありますか?
「トーコーキッチンに来られない人のためのデリバリーを始めようと計画しています。本当は、キッチンと同時にやりたかったんですが色々とハードルがありまして後発になってしまいました。また、「ゴーヨーキーキー」という家事代行事業が始まりました。既に、週1度くらいご利用があります」
池田社長「トーコーキッチンは初回はどなたでも利用できます。2回目からは、東郊住宅社の入居者になるか入居者の知り合いに連れてきてもらうことで利用できます。世界中の人が利用できるように間口を広げているんですが、まだ世界中の人が殺到したことはないですが、ぜひ皆さんに利用してほしいです。」
トーコーキッチンの取り組みは、池田社長の著書「トーコーキッチンへようこそ」にまとまっています。ビジネス書としても読みごたえがあり、淵野辺駅の有隣堂でベストセラーになっているそうです。
これからもアイディアと実行力で淵野辺を元気にしてください~!
産業あるある情報 有限会社東郊住宅社