詳細情報
SE40とは:水性特殊シリコン樹脂をバインダ としてNASA(米国航空宇宙局)開発の耐熱技術を応用した微小中空セラミックバルーンと熱反射機能顔料を併用する事によって優れた断熱効果・遮熱効果と耐久性を実現した水性常温乾燥型のコーティング材です。
SE40の特性
(1)断熱効果
(2)防音・保温・結露防止効果
(3)設備の劣化防止効果
(4)広範囲の素材に適合性があります
(5)作業性に優れています
SE40が相模湖観光案内所の屋根に採用されました
◆採用前◆
相模湖観光案内所の屋根は2面が、鋼板、2面がガラスの4面となっています。施行前の屋根は天井裏のグラスウール断熱材のビニールがボロボロで、天井裏の排気ダクトでは熱風により周辺が高温になり、ダクトは手で触れることができないほど熱くなっていました。また、冬でも屋根裏が30度を超える高温に悩まされていました。
◆採用後◆
排気ダクトの熱さがなくなり、エアコンの効果が上がりました。
カラーも相模原市緑区の指定色(若竹色)での施行を行い、観光案内所としてのイメージアップにも繋がりました。
SE40とCC100(R)が宮崎県日向市内工業団地の工場廃水処理場施設に採用されました
宮崎県日向市内工業団地の工場廃水処理場の処理施設は、膜分離活性汚泥法を採用しているため、毎年11月?3月にかけ水温が低下し、Ca有機物付着による膜の閉塞(処理量低下)で、21年度、22年度ともに、7日間(計14日間)の工場稼働停止が発生、多大な損失を生じました。
このような損失を防止するため、ブロワー散気配管(鋼管)と配水管(塩ビ管)の温度に着目、各配管とタンクの断熱塗料による保温・断熱を検討しました。
種々検討、評価テストの結果、セラミックカバーCC100とセラミックコートSE40を採用することとなった。
◆採用後の効果◆
CC100は、プライマーなしで塗れること、SE40は指定色でも高反射率塗料であったことから、CC100を2回塗り、SE40を1回塗りした結果、非常に良い効果を得ることができました。
夏場の配管は、手で触れることができないほど熱くなり、冬場は水温が低温になりすぎていたが、塗装後は保温性も断熱性もよく、平均水温10.7℃だったものが16.6℃となり、6℃の保温効果が得られました。
また、水温の急激な変化も抑えることができ、安定した処理を実現させることができました。塗装後の工場稼働停止日は0日となりました。